2
これは俺が仲間たちとともに心霊スポットに行った時の話。
そこは県有数の心霊スポットって前情報だけで正直俺たちはガクブルやった。
トンネルのあたりは真っ暗でトンネル内のすこーしだけの明かりがなかったら全くの暗闇。
小規模なトンネルなんだが、雰囲気がやばくて着いた瞬間悪寒がして冷や汗もやばかった。
話し合った結果走りぬけることになったんや。そんでバーッと走り抜けた。
でも結果としては何ともなかった。
拍子抜けやなー。って思って俺は提案したんや。一人で通り抜けようぜって。
まぁ言い出しっぺのワイが先陣を切ることになった。
さっきは友達となら行けたが一人はさすがにやばいかもなって思いながら恐る恐る一歩一歩あゆみを進めたんや。
その時、後ろからダッダッて足音したんや。
うぉってなって振り向くと、そこにいたはずの友達がおらんかった。は?俺おいて逃げ屋がったなって恐怖が一気に怒りになってダッシュではいってきたほうに向かったんや。
そしたら突然、視界が揺れて倒れたんや。なんやって思う隙もなく頭に激痛が走ったんやで。痛かったわ。
頭の状態を確かめながら立ちあがって何にぶつかったか確かめようとしたんや、そしたら手がなんかにぶつかったんやそれは確かに物とか壁はなかったわ、、。
なんや、って思ってたら急に幽体離脱したみたいに意識がふわってして。確かにこれは確実になんやが自分を上から見てる感じやった。
3
昨日の夜、寝てたらさ、夜中の2時くらいにインターホン鳴ったんだよ。
モニター見たけど誰もいない。イタズラだと思って無視した。
4
無視して布団戻って少し経った後
また鳴ったんだよ。で、怖くなって
電気全部つけて待ってたらスマホに
通知が来てたんだ。
「ドアの前に人がいます」って。
セキュリティアプリ入れてたんだけど
真っ黒い人影が立ってるのが映ってた。
5
それで、今度はノックされたんだよ。
「コン、コン」って。
心臓が止まるかと思った。
そしたら次の瞬間、玄関の鍵がカチャッて回された。
6
俺も慌ててチェーン確認したんだ。ちゃんとかかってて安心した。
でも……ここに引っ越してから
一回もチェーンなんて付けた覚えないんだ。